第2回 こども異文化理解「”知る”ことから始まる!”違い”の見方・考え方」開催報告




2回の土曜日こども家庭科クラブは1125日(土)15:0016:30に開催。
14名のこどもたちが集まってくれました。

今回のテーマは「異文化理解」。
国を超えて、また肌の色や言葉、文化など「私たちの違い」についても考えます。

【カカオからチョコレートを作る体験】
「チョコレート!」と言う言葉を聞いただけで、ワクワクなこどもたち。
まずはカカオの匂いをかいでみるところからスタート。
「ちょっとチョコの匂いがするみたい~」と子どもたち。次にあらかじめ炒っておいた
カカオの殻を外す作業を、2つのグループに分かれてみんなでします。
ちょっと難しかったけれど、結構みんな上手に取り出していました。



次は取り出したカカオを友だちにすり鉢を抑えてもらいながら、順番にゴリゴリ。
ほんのりとカカオのにおいがしてきます。



だいぶつ豆がつぶれてきたところで、カカオについての講座が始まりました。
「カカオはこんな風になってます」と写真を見せながら説明。
「カカオはどこで取れるか知ってる?」と問いかけると、たくさんの手が上がりました。

世界地図を見せながら、カカオが取れる地域を紹介。世界4カ国の子どもたちの写真をみんなで見て、肌の色が違ったりすることを確認しまいた。



【違いを自由にかんがえて話してみる】
画用紙を使って、名前と好きなものを描いて発表しました。
文字で書く子もいれば、絵をプラスする子もいます。
いろいろな色を使ってカラフルに表現する子もいました。
「私は縄跳びが好き!」
「私はラーメンが好きです!」
ちょっと照れくさそうな子もいましたが、それぞれが自分の好きなものを発表しました。

次に、みんなの手を並べてみました。
自分たちの肌の色とさっき見た世界の子どもたちは肌の色がちょっと違うこと、
14人の中でも肌の色はちょっと違うことを確認しました。

そして『わたしはあかねこ』の読み聞かせ。
赤い色に生まれたネコが、自分の住みやすい居場所を見つけていくストーリーです。
年齢層に幅がありましたが、みんな、くいつくように静かに聞いてくれました。
「自分が赤ネコだったらどうかな?」の問いに
「でも、自分が、その色を気に入っていたらいいよね~」という意見も出ました。



【まとめ】
最初は、ざらざらしたカカオ豆でしたが、みんながすりつぶして(+その後スタッフがすりつぶして)、粉状で、少し塊のある甘いチョコレートに。普段食べているチョコレートとはちょっと違うけれど、1さじずつ味見してみました。
「ママにも食べさせてあげたい!」という子も!

ジュースを飲みながら、お菓子を食べてまとめタイム。
「みんな同じようだけど、ちょっとずつ違う」を体験した1時間半になりました。

(記録:高祖)



0 件のコメント :

コメントを投稿