第1回 こども味のうまみ体験「本気のお味噌汁を作る!」開催報告




従来のTVやゲーム。そしてスマホやタブレットなど、バーチャルから得られる情報や体験では味わえない五感を活かす愉しさ。

活かさないとどんどんその潜在力が脆弱化していってしまう、人間が本来持つ能力―五感を活かして「生活を創る力を育てる」お手伝いをしよう!ということで。
人間にとって、育つ=自立だったりします。自分の力で試してみる。自分の頭で考えてみる。
そして何より。親以外のいろんな大人の価値観に触れながら、多様性というものを理解していく。そんなことを「ねらい」としながら「社会で子どもを育てていく」を具体的に仕掛ける「土曜日家庭科こどもクラブ」がキックオフしました。

記念すべき第1回目から五感フル活用。
こどもの最大のお仕事。「くう・ねる・あそぶ。」の「食う=食」



【本気のお味噌汁をつくる!】
講師は「かつをぶし池田屋」さん。
店主ご夫婦とご長男(なんと!「1級だしソムリエ」だそうです!)による、
実演・体験型講義。

年少さん親子~小2までの5家族が参加してくださいました。
この日のウェルカムドリンクは、なんとお味噌汁!
花かつお×麦みそ。ほんものの出汁たっぷりだけどお湯を注ぐだけ・・・と。
忙しいくても、子どもと自宅で実践出来る体験からスタート。

【1時間目】
店主池田正さんから。かつおぶしの成分についての教室「出汁の化学」。

かつおの模型にみんなくぎ付けでした。小学生。A4ノートにびっちりなメモ書き。
知りたい!・・・は生活をつくる力になります。



【2限目】
昆布だしとかつおぶし出汁の飲み比べ

様々な出汁のお話を伺った後、出汁の飲み比べ。
「このこんぶの風味はグルタミン酸のおかげなんだね」と1年生。スゴイ!


【3限目】お出汁をの違いと味の組み立てを学んだところで、いよいよ本気のお味噌汁づくりです。

昆布だし×かつおぶし出汁というなんとも贅沢すぎる出汁のコラボに、みその優しい味が加わりました。具は絶品豆腐とネギ。だしがお豆腐にしみていきます。



【4限目】
まちにまった、試食会!

お味噌汁とかつおの出汁粉を使ったふりかけをおかずに、おにぎりの試食(なんと!新潟新之助米☆)お腹の奥の方からじんわりと身体に優しい栄養が広がっていくを実感。「美味しいねぇ」の声が飛び交いました。
日本の旨味は無形文化財に指定されています。
出汁の香りは、身体だけではなく、心を癒すジャパニーズアロマテラピー。


池田屋さん。これからもにっぽんが元気になる出汁をよろしくお願いいたします!

                                 (記録:榊原)

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